山形にある実家の事です。年老いた両親二人ぐらしでした。3年前の冬に降った雪で屋根が潰れかけてしまったのです。
そしたらある業者が火災保険の申請を薦めてきました。両親はどうしたものかと私に相談してきたので私がその業者と話しをしましたが私も素人で業者の話しを信じてしまいました。
その業者の話しは火災保険を申請すれば保険金がおりて屋根を直せますよ！私たちはそのサポートをしますとのことでした。屋根の修繕工事をお願いすれば申請代行の費用は無料とのことでした。
火災保険の申請は修理の見積もりや書類、写真が必要です。ですが素人の私では分からないことだらけでしたので業者さんにお願いすることにしました。その後、書類など揃ったので父本人が申請を出しに行きました。
雪が溶けてしばらくして保険金がおりてその業者さんに屋根の修繕工事を頼みました。修繕に1ヶ月ぐらいかかりました。随分時間がかかるなって思いましたがなにからなにまでお願いしてたので黙ってました。
私は神奈川県にすんでましたので工事には立ち会わなかったのです。父から無事に工事が終わったと連絡があり、良かったとひと安心しました。それからひと月もしないうちに父から雨漏りがすると連絡がありました。
それで業者さんに連絡したら電話が通じませんでした。2?3日電話しましたが駄目でした。しょうがないので別の業者を調べて修理をお願いすることにしました。痛い出費です。
新しい業者さんに言われました。「何処を直したんですか」って。新しい業者さんによると何処も直した形跡がないとの事でした。ヤラれました。
火災保険の申請を勧めてくる悪質業者がいるのは知ってましたが申請代行の費用は無料だと言われて良い業者だと思っていまいました。
その後いろいろ悪質業者の事を調べてみたら火災保険申請代行の悪質業者の本当の目的は、修繕工事に繋げることの様です。
つまりは火災保険申請を代行するのは無料だといいながら、保険金請求が可能だと分かった時に工事契約に切り替わると言う訳です。
ただ、実際には工事業者でも建設業でもないので、デタラメな修理しかしないのでトラブルになるとの事です。
最悪、私の実家の様に正規業者に依頼して二重工事が必要になる事も多々あるそうです。本当に頭にきました。騙される私が悪いのです。自分に腹が立ちました。次の被害者が出ない様に願って折ります。皆さん、悪質業者に気を付けて下さい。
（あくまで個人の体験談であり事実と異なる場合があります。）